大阪院院長の千葉です。
昨日と今日で3人のしこりの相談がありました。
3人とも脂肪豊胸後の石灰化したしこりでした。
脂肪によるしこりは多くの場合、小さな傷から治療可能ですが、
現時点では石灰化したしこりは皮膚を切開して摘出するしかありません。
1人目です
触診ではしこりを触れませんが、検診でしこりを指摘されたため相談に来られました。
左胸の乳腺下に2cmの石灰化したしこりを認めます。
触診では分からないこと、2cmと小さいことから治療は行わない方針としました。
2人目です。
両胸に大きなしこりを触れるとのことで相談に来られました。
右の乳腺下に6.5cm、左の乳腺下に7cmの石灰化したしこりを認めます。
まずは、しこりを切開摘出して、その後コンデンスリッチ豊胸の方針としました。
3人目です。
脂肪豊胸の後にシリコンバッグを挿入した方ですが、しこり治療、バッグの抜去、コンデンスリッチ豊胸の相談で来られました。
右乳房の乳腺下に石灰化したしこり(4cm)を認めます。
バッグは大胸筋下に挿入されています。
まずは、切開摘出して、その後バッグの抜去とコンデンスリッチ豊胸の方針としました。
石灰化したしこりは、現時点では切開して摘出するしかありません。
なるべく傷が目立たない乳輪からアプローチして摘出します。
脂肪豊胸後のしこりは時間の経過とともに石灰化を起こす場合もあります。
石灰化していなければ、7mm程度の小さな傷で治療可能ですので、しこりでお悩みの方は早めに相談していただければと思います。