大阪院副院長の千葉です。
本日も東京勤務です。
手術は他院で行った太もも脂肪吸引の修正手術と、しこり治療と同時のコンデンスリッチ豊胸を行いました。
大きなしこりの場合は、治療により壊死物質が周囲に漏れ炎症を起こす可能性もあります。
私は通常、ベイザー(ベイザー脂肪吸引の特殊な超音波)でしこりを崩す場合に同時にコンデンスリッチ豊胸は行いませんが、この症例はしこりが小さいので同時手術を選択しました。
治療前のしこりです。
乳腺下に2.6cmの石灰化を伴うしこりを認めます。被膜が薄いため、ベイザーで崩せる範囲です。
ベイザーを石灰化した被膜に突き刺します。
しこり内部の壊死脂肪を吸引しましたが、カプセルが残存しています。
このカプセルをバスケットカニューレを使い、石灰化を崩しておきます。
被膜がやわらかくなり折れ曲がって見えます。
他にも小さなオイルシストがありましたので穿刺吸引しました。
しこりの治療とコンデンスリッチ豊胸で重要なことは、しこりのカプセル内に注入脂肪が入らないようにすることです。
患者さんも結果に満足されていました。